アトリエ こどものもり

この教室は、幼児を対象にした「小学校受験指導」クラスと、幼児から小学生を対象にした「絵画、造形」クラスの2つの柱からできています。 芸術原理をベースに、意欲、集中力、楽しむ力、コミニュケーション力、情操、 心のありかた、 子供の教育を考えます。

お知らせ

指導指針

動機 ねらい

私の専門は絵画です。東京芸大油画科を卒業し、教職では教育心理を専攻しました。 卒業後、芸術の分野から幼児教育に実践的に関わる機会を得て、その経験と知識をいかして、私だからできることがあると考えています。私の役目は、子供が本来持っているもの(楽しむ力、知ろうとする力、できた時のよろこび)を子供自身に気付かせる役目だと思うのです。質の高い教育というのは、教え込む教育ではなく、気付かせる教育だと考えています。
小学校受験を考える上で、知識だけではなく、意欲、体力、安定した情緒、人前で堂々と自分を表現する力、バランスのとれた人間形成が必要になります。我々はその子供ひとりひとりの内面の資質を良くつかんで、子供達が楽しんで取り組めるように指導していきます。

五感教育であるということ

21世紀は、増々バーチャルで頭でっかちの時代になります。どうしても体験より知識が先行するアンバランスな教育環境が進みます。そして自然環境の悪化も含め、社会構造自体価値観の大きな変動があるかもしれません。旧態依然とした狭い考え方だけでは通用しなくなります。私は五感を使って自分を信じられる人、簡単にいえば自分で考えて工夫できる子供の育成を夢見ています。

結果だけで物の価値観を判断しない

すばらしい作品(結果)を得る為だけに描き方を教え込むのではありません。なぜ、子供は絵を描くのでしょうか。「たのしい」からです。“ほめてもらうため”でも“上手に描く”ためでもありません。絵を描くことは、その行為に心の保護、治癒(癒し)の力があります。つまり作品の出来よりも行為に意義があるのです。結果よりプロセスが大事なのです。我々は制作の過程での子供の充足感に目をむけます。それは幼児期の絵画論だけではなく、その後の教育全般においても同じ事が言えます。一つの決まった答えを導き出す為の方法論に終始するのではなく、その過程で幾つもの答えを想定し、色々考え試してみる、失敗し次のステップに進んでいく。その行為自体に意義があるとおもうからです。